デジスイッチ
BCDでデータを直接シーケンサに取り込むスイッチです。
0000から9999までの
4ケタの数字をシーケンサに取り込むことができます。
が4個接続されています。
1桁の構造とシーケンサ入力
ビット構成はBCDタイプとなります。
X0:1の数字
X1:2の数字
X2:4の数字
X3:8の数字
デジスイッチ1の場合⇒X0:1の数字
デジスイッチ2の場合⇒X1:2の数字
デジスイッチ3の場合⇒X0:1の数字とX1:2の数字
デジスイッチ4の場合⇒X2:4の数字
デジスイッチ5の場合⇒X0:1の数字とX2:4の数字
デジスイッチ6の場合⇒X1:2の数字とX2:4の数字
デジスイッチ7の場合⇒X0:1の数字とX1:2の数字とX2:4の数字
デジスイッチ8の場合⇒X3:8の数字
デジスイッチ9の場合⇒X0:1の数字とX3:8の数字
以上のようにデジスイッチから0~9までの信号をシーケンサに入力します。
4桁の信号入力
0000から9999までの4桁信号入力は単純に1桁づつ4個の信号を入力すればいいですね。
シーケンサデータの考え方から以下のように入力すれば、0000から9999までの数字を取り扱うことが出来るのです。
但し入力はBCDそのまま使うわけにはなりません。
三菱PLCのラダー回路では基本BINデータ扱いなので、BCDをBIN変換して使用しなければいけないのです。
その為 [ bin k4x240 D100 ] とBIN変換しD100を使うようにします。
どうしてこのようなデータを扱うのか?
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数値は無制限に大きくなりますが、シーケンサで扱うデータの範囲は1W(1ワード)単位もしくは2W(2ワード)単位で見ています。
1ワードは16ビットの塊です。
BCDで扱うと9999までしか使えませんがBINで処理すると32768まで使えるようになるからです。
どうして32768か?2進数で考えると
X0:1の数字
X1:2の数字
X2:4の数字
X3:8の数字
X4:16の数字
X5:32の数字
というように15ビット目(XF)までの数値を合算すれば出てきます。
シーケンサから見たデータ表示
BCDとBINを勘違いしている人は多いのではないかと思います。
シーケンサ内はBINで考えられ表示されているので変だなと思っている人は頭の中がぐちゃぐちゃとなっているのです。
数字のマジックなんかではありません。データ表示を並べてみれ一目瞭然となります。
10進数から、2進数(BIN)のビット構成から考えていくと理解できると思います。
さらに16進数に行くにはいきなり行くのではなく2進数を考えながら16進数に行く方が分かりやすいです。
右側の4ビットは右側から入力のX0からX3に対応します。
デジスイッチで7を入力するとシーケンサのビットは[0111]となりシーケンサは7と理解します。
2ケタの場合デジスイッチで15を入力するとシーケンサのビットは[0001][0101]となりシーケンサは21と理解します。
これでは数値がでたらめになるので2進数(BIN)に数値を置き換えて15と判断します。
また数値自体は大きな桁数となり見やすくするために4ビット単位で4ビットが1の場合Fとして数えることにしたのです。