三菱PLC/シーケンサ・ラーニング(動画講座)

富士電機 電磁開閉器 NEO SCシリーズ選定と適用

電磁開閉器の選定の仕方と一覧表をお知らせします。

一般的に富士電機のマグネットを使う機会が多です。

最近では、三菱電機のブレーカーを使うので三菱電機のマグネットを使うというのもあります。

どちらでも選定は同じなので迷うことはありませんが、サーマル値の範囲が少し違いますがあまり問題ないでしょう。

選定では、動力回路がAC200VかAC400Vかで選定機器が違ってきます。

単純にモーター定格電流がAC200VかAC400Vでは違ってくるためです。

簡単に電流値を計算するには、AC200V動力では 1KWに対して4倍の電流値をみます。

AC400V動力では 1KWに対して2倍の電流値をみます。

< 例 >

AC200V 0.75kwモータ 0.75×4=3.0A となります。

AC200V 1.55kwモータ 1.5×4=6.0A となります。

AC400V 0.75kwモータ 0.75×2=1.5A となります。

AC400V 1.55kwモータ 1.5×2=3.0A となります。

サーマル値は 電流値が含まれている設定範囲のものを選びます。

特殊なモーターについては、その都度仕様をチェックしましょう。

補助接点については、A,B接点が1個あります。

(通常のマグネットは、4接点構成となり3接点が動力として使用します)

インターロック等に使用するとシーケンサに入力する接点が不足しますので、追加で補助接点付きとしておきます。

電磁接触器、電磁開閉器の機器選択表です。

基本は標準型で問題無です。

電磁接触器ではサーマル値(トリップ電流)を指定します。

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AC200Vモータ時の選択機器一覧

モータ容量によりサーマル値と使用ブレーカ表

15KWまでの一覧表です。

AC400Vモータ時の選択機器一覧

モータ容量によりサーマル値と使用ブレーカ表

37KWまでの一覧表です。

定格遮断容量について

遮断容量(IC)とは、ブレーカが故障せずに遮断できる最大故障電流です。

用途に適したブレーカを選択するには、定格電圧においてブレーカが遮断する必要のある最大短絡回路電流を把握する必要があります。

ブレーカーの二次側で短絡(ショート)した時に流れる大電流を遮断できる能力を表します。

通常は、交流〇〇Vで「〇〇KA」との表示がされています。

ブレーカーのサイズ(枠番とも言う)や遮断方法で定格遮断容量が決められる。

通常仕様では2.5KA、5KAであまり気にしないで使用できますが、重要度の高く安全性を求められるブレーカでは定格遮断容量を大きくすることがあります。

制御盤制作しよう中にメインブレーカは50KAと明記されているものもあります。

選定を間違えると、部品交換してくださいと言われますので仕様書は良くチェックすることです。

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