ビットとは、1個1個の独立した信号です。
ワードとは、16個単位でくくった信号です。
バイナリで最大 65,536(64K)までの数を表現でます。
三菱PLCでは
• 10 進定数………K-32768 ~ K32767
• 16 進定数………H0000 ~ HFFFF
の範囲で数値が使えます。
1, 2, 4, 8, 16, 32, 64, 128, 256, 512, 1024, 2048, 4096, 8192, 16384, 32768
例えば、
ビット信号:x000~x00F までの16個の信号(16ビット)のまとまりが1ワードと言います。
これを三菱PLCで扱えるデバイスを一般的に Dレジスタと言います。
ワードデバイスは、Wレジスタなどもあります。
x000~x00F を1ワードとしても使えます。
アドレスの数え方は
三菱の場合、9の次からA,B,C,D,E,Fとなります。
オムロンなどでは9の次は10となります。
メーカーにより変わります。これは基本なのでよく覚えておくことです。
2進数とは
0 と 1 のビットの組み合わせで表現されるもの バイナリデータと言います。
b0=2の0乗=1
b1=2の1乗=2
b1=2の2乗=4
となり、後は順番に掛けていけば、そのビットの持つ数字の意味が現れてきます。
表を見ると、b4は 2を4回かけて 16 となります。
すなわち表の数値は、 1+4+8+16+128=157 となります。
8進数とは
8個(8ビット)の信号を使って、 0 から 7 までの数字を使います。
すなわち 7の次は10から始まります。
10進数とは
いまさらですが 0 ~ 9 までの数字で表現することです。
16進数とは
4個(4ビット)の信号を一つの数としてとらえます。
0 ~ 9 、A から F で ヘキサ数字として扱い
シーケンサ内では H**** と表現します。
Dレジスタ 16ビット内の数値は、
H0001=1
H0008=8
H000A=10
H000F=15 となります。
そして 最大値は HFFFF=16*16*16*16=65536- となります。
上記の数字を出してみましょう。
4*16*16*16*+10*16*16+9*16+13*1=19101- となります。
シーケンサで必要な2進数、10進数、16進数 対比表
スポンサーリンク *****************
ビット と ビットデータ
データをビットで表現できます。
表のようにデータはビットの集まりです。
それで16ビットの塊を一つ一つ分解してしまえばいいわけです。
この場合
Mコイルに置き換えることができます。
指定する命令では、
4個単位のビット指定が出来ます。
K1M100 とすると M100,M101,M102,M103 の4ビットが指定されたことになります。
転送命令(MOV)で指定すると
[ MOV K1M100 D123 ] と書くことで
M100 が b0
M101 が b1
M102 が b2
M103 が b3
に対応します。
桁指定はビットデバイスの4ビットを1桁として、任意の範囲のビット情報を制御対象)データ転送など)とするときの表現です。