長年設計してきましたがだいたいの展開接続図は、以下のような順番でまとめてきました。
見慣れているせいもありますが、たまに順番が違う図面を見ると、見ずらいと感じてしまいます。
会社により順番は違うと思いますが、使いやすい、慣れた図面を書いた方が間違いのない図面を作れます。
a)動力回路
主電源はAC200VかAC400Vか
主電源の入り口から電源表示灯など
主電源ケーブルは主ブレーカーに端子受けか直受けか
動力はモーター容量によりマグネットの大きさとサーマル値を決める
モーターによりノーフューズブレーカーか漏電ブレーカーかを決める
b)電源回路
各種電源分けをする
シーケンサー電源(ノイズフィルタをつける)
タッチパネル電源
操作電源
機器電源
照明電源
コンセント電源 など
c)操作回路
センサーからのリレー受けや信号レベルのリレー受けなどあります。
ドライ接点ならリレー受けしなくてもシーケンサ入力はできます。
シーケンサ入力は特別なことが無い限りDC24Vを使っていますので、
AC100Vで回路構成しているものは、リレーの接点を使ってシーケンサ入力回路に取り込みます。
d)外部出力回路
相手先がどのように使うか分からない時には、リレー受けを開いてドライ接点を送ります。
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e)シーケンサ配置図
1)機器選定表マスター 備品の拾い出しとI/Oの拾い出しマスター原図
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2)ローリー出荷機器選定表 具体的な部品拾い出しとI/O点数拾い出し
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入力点数が決まったら所定のI/O割り付けをします。
入力が32点以下、出力が32点以下ならば、
入力カード QX41 1枚
出力カード QY41P 1枚
シーケンサは将来増えるかもしれないのと
タッチパネルインターフェースがある Q02CPU
このPLCは独立しているので
基本ベース Q35B
電源 Q61P
以上が必要となります。
タッチパネルを接続する為には
シーケンサRS232Cポートのつなげるケーブルが必要になります。
ケーブル型式はGT-C30R2-6P
タッチパネル GT1565-VTBA
f)シーケンサ入力回路
拾い出した入力点数を順番に配置していきます。
g)シーケンサ出力回路
拾い出した出力点数を順番に配置していきます。
h)端子台表
端子番号を並べるだけでいいのですが
実態配線図に近い接続図を書いておけば、後で間違いが少なくなります。
ひと手間を惜しまないでかける情報は全てかきましょう。
昔は、PDFを張り付けるなんてことが出来なく
書くのは面倒なのでカタログの絵を切り貼りしたりしていましたが
今はコピーペーストで簡単にできますので出来るだけ図面化しておきましょう。