良くある倉庫のシャッターです。
上昇ボタンを押せば上昇するし
下降ボタンを押せば下降します。
とりあえず上昇下降の回路を考えてみましょう。
1)上昇ボタンを押す。
2)上限で止まる
3)下降ボタンを押す。
4)加減で止まる
ここで注意することは、上下のボタンを同時に押したときはどうなるかという事です。
通常可逆のマグネットを使うので異常事態は無いですが、それでもチャタリングが起こるかもしれませんので、相互インターロックを入れておきます。
このようにすればチャタリングの危険性もなくなります。
また、安全の為にストップボタンも入れておきます。
これは、非常停止扱いの安全策としてもいいですね。
以上の事は以下のフローに基づいて作成しました。
本来はフローチャートを作成してからラダープログラムを作成します。
必要に応じてインターロックを追加していきます。
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フローチャートの作成ポイント
1)人間の動作と機械の動作を考える
2)ボタンを押す ⇒ 何かが動く
3)動いてはだめな条件を出す
4)操作してはだめな条件を出す
5)異常時の対応 非常停止を押す。過負荷対策など
今までは寸動運転でした。
ボタンを離せば停止するような回路です。
全閉から全開するまで時間がかかるようなシャッターでは、いつまでもボタンを押していられませんので、
ボタンを押したら、停止位置まで自動で動いてほしいですね。
なので一定時間ボタンを押したら自動で動いてくれる回路を追加します。
フロー的には以下のようなフローを追加しましたので少し自分で考えてみましょう。
思考中・・・・・・
では、答え合わせです。
イメージ通りに回路作成できましたか?
どんなに複雑な動作でも系統だてて作成すれば簡単にできるようになれます。
データーを取り扱う事でも、考え方は同じです。
一つのくくりでプログラムをまとめ、必要な結果を使用するようにすれば、回路自体もスッキリします。
また、上図の回路の中には停止という入力も取り込んでいますが、別途非常停止の信号を挿入してもいいです。
中間でとめたいのなら、上限と下限の中間に中間LSを設けて一時停止回路を追加すればいいですね。
これは課題としておきますので、いろいろと考えてみましょう。
以上簡単なシャッター回路でした。