シーケンサで扱うデータ
シーケンサで扱うデータは1ワード単位か2ワード(Wワード)単位になります。
特別なことが無い場合、1バイト単位の扱いはありません。
各単位の内容は
1ビット
デジタルデータ1桁分の最小単位を1ビットと言います。
1バイト=8ビット
8桁の2進数を1単位とするのが1バイトです。
1ワード=2バイト=16ビット
16桁の2進数を1単位とするのが1ワードです。
ビットデータ
シーケンサで言うビットデータとは
接点・コイルなど1ビット単位で扱うデバイスです。
1ビット単位で扱うデバイスも16ビットデータとして扱う事もできます。
ワードデータは,基本命令・応用命令で使用する16ビットの数値データです。
CPUユニットで扱えるワードデータは,下記2種類です。
• 10進定数: K-32768~K32767
• 16進定数: H0000~HFFFF
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ワードデータは,ワードデバイスおよび桁指定したビットデバイスが使用できます。
ビットデバイス使用時
ビットデバイスは桁指定により,ワードデータを扱うことができます。
ビットデータの桁指定は,”[桁数][ビットデバイスの先頭番号]”で指定します。
桁指定は4点(4ビット)単位で,K1~K4まで指定できます。
(リンクダイレクトデバイスの場合は,”J[ネットワークNo.]¥[桁数][ビットデバイスの先頭番号]”で指定します。
ネットワークNo.2のX100~X10Fを指定する場合は,J2¥K4X100になります。)
たとえばX0を桁指定した場合の対象点数は,次のようになります。
• K1X0X0~X3の4点が対象
• K2X0X0~X7の8点が対象
• K3X0X0~XBの12点が対象
• K4X0X0~XFの16点が対象
Xデバイスで説明しましたが、Mデバイスでも同じことが言えます。
ワードデバイスとして扱うとそれぞれのビットデバイスは数字の大きさを示します。
例えば X4がたっていれば
BIN=16
BCD=10という数字になります。